コレステロールは高いほうが病気にならない
浜崎 智仁
ベストセラーズ 刊
発売日 2005-08
価格:¥819(税込)
オススメ度:★★★★
魚を食べることを推奨 2005-12-11
健康診断で赤信号が出て、コレステロール値を低下させるために薬を飲んでいる人は多いが、本書はその大部分は不要と説いている。本書のタイトルだけからは、「コレステロールの高いものをどんどん食べても大丈夫」、と受け取れるが、主張は「心筋梗塞を起こしていなければ家族性高コレステロール血症(遺伝的にコレステロール値が高くなる疾患。通常そうコレステロール値が300mg/dlを超す)の患者以外はコレステロールを下げる必要がない。」ということで、極端なことを言っているわけではない。もともとコレステロール悪玉説は米国の統計から出てきたが、日本人の食生活は米国よりはるかに脂質が少なく量も少ないから、あてはまらないというのだ。統計的にも、コレステロール値240ないし260の範囲が最も死亡率が低いので、ある程度コレステロール値はあったほうがよいという結論を出している。
その他、BMI指数(体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))は22を理想として、25超を肥満としているが、それはまちがいと主張している。確かにBMIが18.5未満だと死亡率が高くなるが、死亡率が低いのはBMIが25前後だからだ。BMIは28以下なら大丈夫としている。
リノール酸が良くないこと、魚の油が健康に良いことも説明している。
せっかく「肉やケーキを沢山食べても大丈夫かな」と言う期待を持ってこの本を読み始めても、最後の章が「魚の油が心臓を元気にする」というのだから、苦笑いしてしまった。
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